北見市民9団体で構成する同協議会は農村の伝統・文化や豊かな環境を「田園空間」と位置付け、地域財産として後世に継承する。新サテライトは歴史的価値や公共性、利用上の安全性などについて常呂、留辺蘂の18の候補から選定した。
新サテライトは常呂が「常呂町開拓記念碑」「常呂町郷土資料館」「イワケシ山からの耕作風景」3ヵ所。留辺蘂は「留辺蘂開拓資料館(武華駅逓)」の1ヵ所。
常呂町土佐にある常呂町開拓記念碑は高知からの移民団が明治28年に入植したことを記念し建立。移民団は主に高知県高岡郡尾川・黒岩村(現佐川町)の出身者で占められ、水害などと闘いながらも開墾を続け常呂農業の礎を築いた。
常呂町郷土資料館は平成18年に旧・富丘小学校の校舎を利用し、開館。開拓当時の農機具など生活や産業の資料が展示されている。イワケシ山からの耕作風景は富丘南部のイワケシ山から望む海や湖を眺望できる風景で、地元のイワケシ友の会が桜の植樹などを行い景観を守っている。
留辺蘂町滝の湯にある留辺蘂開拓資料館は大正9年、武華原野開拓のために開設。旅人や開拓移住者の休憩所、宿泊所として活用された。建物は昭和45年に開拓の重要史跡として保存され、現存する管内最古の駅逓として日本建築学会「近代日本の名建築」にも選ばれている。
総会では「北見農業の四季」と題した写真コンテスト事業が示された。また、新サテライトを会員らで訪れるサテライト巡りを秋に行う考え。 (澄)
写真…常呂町開拓記念碑
写真左…常呂町郷土資料館
写真右…留辺蘂開拓資料館(武華駅逓)