網走高校は今春、旧道立網走向陽高校と再編統合した。網走学園は今年2月、土地や建物を市に寄贈する申し入れがあった。
昭和37年に完成した校舎は鉄筋コンクリート造り地上5階、地下1階。床上面積は約6300平方メートルで、昭和44年まで改修工事などが行われていた。桂町グラウンドは広さ約9900平方メートルで、同校の体育授業などに利用されていた。
寄贈の申し入れを受けた市は、校舎については武道館としての活用を考えている。再編統合されるまで使用されていた武道場をベースに検討を進める方針だ。
網走で武道館誕生を望む声は、以前から多かった。市には武道館建設基金があり、これまで市内事業所などから寄付を受けており、関心は高い。現在、武道関係の団体はコミセンや総合体育館などで練習している。
市は今後、校舎に武道館を誕生させる場合について、利用する団体の意見も参考にしたい考えだ。オープン時期については未定だが、「市民ニーズの集約」「課題点のチェック」「所有移転手続き」などのスケジュールを勘案すると、早くても夏ごろまでになりそうだ。
桂町グラウンドについては、芝の整備を視野に入れ、サッカーをはじめ球技の練習場などとしたい考え。武道館構想と同様に、市内各団体の要望を調べ、利用内容を具体化する。
校舎の空き教室なども幅広く利活用する方針だ。市は今後、市民ニーズを探った上で、市民の利便性などを考慮しながら、本格的な準備を進めていく。(大)
写真…市に寄贈される旧網走高校舎