オホーツクフリーペーパー経済の伝書鳩


網走政治・社会
掲載日=2008/04/19
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能取湖の青潮、謎解明へ
7月にも水質調査など開始
 昨年9月に青潮が発生した能取湖(網走市)の水質調査などが、7月にも始まりそうだ。17日に市内で開かれた同市水産振興協議会の会合で、調査計画案が示された。西網走漁協をはじめ網走開建などが各種調査を進め、青潮発生のメカニズムの解明に取り組む。同協議会事務局の網走市水産漁港課は「自然と漁場環境に順応した持続的漁業生産体制の整備にもつながれば」と期待している。
西網走漁協や国・道などが4年間で

 能取湖は、面積約59平方キロメートル。西網走漁協がホタテの稚貝を養殖しているほか、秋サケやホッカイシマエビの漁場となっている。能取湖で青潮が発生したのは観測史上初めてで、ホタテ稚貝1200万粒がへい死した。

 網走市と網走漁協、西網走漁協からなる同協議会は17日、下部組織として「能取湖青潮対策調査検討委員会」(委員長=東農大網走・谷口旭教授)を設置。会合では調査計画案を示し、了承された。

 調査期間は4年間。網走開建が担当する湖内水質環境モニタリング調査では、昨年の青潮発生時に網走水試が調査した20地点で水温や塩分、溶存酸素などを調べデータ解析する。早ければ7月に着手し、湖面が結氷する11月まで毎月、実施する。

 網走土現は、唯一の流入河川である卯原内川の流況・水質調査に取り組む。西網走漁協は、市や網走支庁の補助を受けながら、漁業生産体制と経営調査をはじめ、漁場環境保全計画を策定する予定。

 青潮は湖底の低酸素層の水が湖面の表層に上昇する現象で、網走湖では時折、発生する。昨年9月、同漁協で能取湖を調査したところ、湖水の溶存酸素濃度は通常の五分の一ほどに低下していた。

 同課は「調査は各機関の役割に基づく積極的な対応・支援が必要になる。青潮発生のメカニズムを解明できれば」と話している。(大)

写真…調査が始まる能取湖(提供=網走開建)


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