北見の北星脳神経外科病院の北星健康教室が19日、同病院で開かれた。同病院脳神経外科医長の野村達史医師が、近年注目を集めている「脳血管内治療」について解説した。
脳血管内治療は動脈から細く柔らかい管(カテーテル)を通し、脳動脈瘤(りゅう)などを治療する方法。野村氏は、くも膜下出血を起こす危険のある脳動脈瘤の治療を中心に説明。カテーテルの先端からプラチナ製の細いコイルを伸ばし、脳動脈瘤内に詰めて破裂を防ぐ塞栓(そくせん)術などを紹介した。
野村氏は、脳血管内治療の利点を「開頭手術に比べ手術時間が短く、術後の回復も早い。傷もほとんど残らずに済む」と説明。一方、問題点として造影剤による副作用や長期成績が不明な点などを指摘した。教室には一般市民ら約60人が参加し、真剣に耳を傾けていた。 (柏)