オホーツクフリーペーパー経済の伝書鳩


その他本紙連載
掲載日=2008/04/24
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市民の声 暫定税率(下)


本音は「今だけ、自分だけ」
 ガソリンの値段が上がったり下がったり。仕方がないのか、政治のせいなのか、本当に税金の関係なのか、不信感が募ります。
 以前から、ガソリンにかけられている税金を撤廃しようと訴えていた石油業界も、国民の理解を得る一番のチャンスのはずなのに、逆に迷惑顔だし。結局は、利権とくっついたパフォーマンスだったんだなと残念です。なんだか消費者ばかりがいいように振り回されているように思えてなりません。
 これでは消費者が単に"安ければいい"の図式に走ってしまっても仕方ありません。それはそれで自己防衛の一つの手段です。
 本来、道路財源が本当に必要ならば、それは「暫定」であってはならないはずです。また、年金や医療保険の問題もそう。こう、こう、こうだから将来に渡っての財源が必要なんだと政府はもっともっと説明する必要があります。それなのに、役所は長年にわたって年金を宙に浮いたままにしておいたり、何年も暫定のままにしておいたり。情けないと言ったらありません。
 今こそ、襟を正すべきなのですが、公務員にしても消費者にしても日本人は「今だけ、自分だけ良ければ」というのが本音のところにあるということを頭に入れておくべきだと再認識しました。  (北見市、50代・男性)



環境税にしちゃえば?
 一般財源化ではなく、環境税の目的税にすればよいと思います。道路と違って車と関係のない福祉や教育費などに使われると、自動車ユーザーは税の不公平感を持つかもしれません。車は二酸化炭素を排出して環境に負荷を掛けているのですから、徴収して環境問題に使えばよいのではないでしょうか。 (北見市、30代・男性)



廃止でも悲喜こもごも、先見据え議論早急に
 租税特別措置法改正案が衆院で再可決された場合、民主党は参院で福田康夫首相への問責決議案提出をと協議しているそうです。
 暫定税率廃止でガソリン代が値下げになれば喜ぶ人がいる一方、道路工事がストップして困る人もいます。暫定税率を維持するのか、廃止に伴う税収減をどう補うのかといった先を見据えた議論を早急にしてほしいです。  (北見市、60代・男性)



公共工事は必要なもの、"幸せへの道"整備を
 消費者として、ガソリン・軽油の価格が安くなったことはありがたい。しかし、道路特定財源がなくなった場合、今後の道路整備はどうなるのか不安です。
 日本の世論は「目先の幸せ」に飛びつきやすいと思います。ガソリン・軽油が安くなってから、その先にはどのような事態が待ち受けているのか。票集めばかりを気にする政治が続いた場合、「将来の幸せ」を考える力を持った国民は激減するでしょう。
 都会と比べ、地方の人間にとって自動車はまさしく「市民の足」。無駄な工事はいけませんが、自動車がより快適に走れる道路は欠かせません。「公共工事」=「悪」という単純図式での議論は、とても危険だと思います。
 仕事や私用で、よく札幌へ自家用車で出かけます。高速道路や高規格道路の整備が進んでいるおかげで、札幌がぐっと身近になりました。私と同様に感じている人は、少なくないと思います。
 福田首相は一般財源化する案を示しましたが、議論は進みません。日銀総裁問題にしかり、小手先の政治ゲームに国民が踊らされているようで、日本国民として恥ずかしく思います。     (網走市、40歳・男性)



復活で寒い家計と暖房
 ガソリン価格がこの1年で大幅に上がり、食品の価格も上がったので家計は苦しくなりました。我が家の場合、1回の給油で千円違うと1ヵ月4千円。ガソリン税がなくなって少しほっとしました。税率が復活するのは、とても憂うつ。
 これからは温かい季節ですが、冬が来ると、暖房費がかさみます。CO2削減のため、なるべくエネルギーを使わないようにしますが、気持ちも寒くなりそう。
 道路も大切、環境も大切ですが、急な変化に毎日のやりくりがついていきません。 (北見市、40代・女性)



用途知り、がっかり、地方の借金返済とは…
 いきなりガソリンが25円も安くなった−と喜んだのも束の間、もうじき160円代に逆戻りするらしいとの情報を耳に、何も抵抗できない自分が気の毒に思えるが、これは個人レベルの話。
 暫定税率は、道路特定財源。しかし、東京都などを除く大半の自治体は、道路特定財源から得られる税収の半分以上を、借金返済に充てているのが事実。暫定税率が廃止のままならば借入金の返済が滞り、夕張市のような財政再建団体がいくつもできてしまうという。そのニュースを知り、正直がっかりと力が抜けてしまった。道路をつくるはずのお金が、実は借金返済のために使われていたとは…。
 私達に残ったものは、先の見えない不安とストレスだけという悲しい結末。借金体質を解消するためには新規の事業を凍結し、赤字解消を最優先する方法もあるが、借金を返す前に今の生活が破たんしてしまいそうな気がする。自分にできる最後の抵抗は、ガソリンが安いうちに、"満タン"にしておくことくらいなのかな。   (大空町、47歳・会社員男性)


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