この問題は、昨年12月に北ガスが行ったガス管の交換工事中、北2東4と南仲町の2ヵ所で導管網図に記載されていないねずみ鋳鉄管が2路線、総延長約3.7キロみつかったのが発端。
導管網図は約40年前の竣工図を基に市が作製。北2東4の路線は「白ガス管(鋼管)」、南仲町は「ダクタイル鋳鉄管」と記載していた。
このため、北ガスはねずみ鋳鉄管が敷設された可能性のある路線を特別管理路線と定め、計24路線、約8キロを試掘調査した。このほか、路線周辺のガス漏れ調査など安全対策をとった。
調査の結果、昨年発見された2ヵ所以外はねずみ鋳鉄管ではないことを確認。市、北ガスともにねずみ鋳鉄管はすべて特定できた、としている。
一方、市が行った原因調査では、導管網図の管種と2ヵ所の現場の管種が異なっていた事実を確認したものの、その理由については、関係者が他界もしくは高齢で調査が不可能だった、として不明のまま打ち切った。
北ガスは、当初からねずみ鋳鉄管と分かっている路線約1.8キロと、新たに見つかった路線約3.7キロ合わせて5.5キロを11月末まですべてポリエチレン管に交換する。
市は、ねずみ鋳鉄管と異なる管種が書かれていたことを「市側のミス」と認めている。
これによって、調査や交換など新たに要する費用の負担について市、北ガスは「弁護士と相談しながら協議する」としている。
北ガスによると、費用負担は特別管理路線の調査だけで2〜3千万円。新たに見つかった2ヵ所、3.7キロの交換やガス漏れ調査など安全対策の費用はまだ明確になっていないが1億円を超える規模とみられる。
北ガスは11月末までの間、ねずみ鋳鉄管の残る路線周辺でボーリングによるガス漏れ検査を2回実施する。(粟)
写真…調査結果を報告した安全対策連絡会議