峠の茶屋は斎藤社長が昭和59年から、林野弘済会北見支部の建物を店舗として借りて営業してきた。軽食を提供するほか、アイヌ民族の衣装を展示販売。店先には体長2メートル超の巨大ヒグマのはく製がすえられ、石北峠の名物として旅行客に親しまれてきた。
新しい店舗は、木造平屋建てで床面積50平方メートル。展示スペースとして、プレハブ1棟を隣接させ、消失前と同等のスペースを確保した。店舗には焼け残ったクマのはく製、自宅の倉庫に眠っていた化石や民芸品などを並べた。
斎藤社長は火災後に再開を模索。昨年10月にはプレハブ小屋で仮営業したところ、多くの旅行者が立ち寄り、再開を待つ声や励ましのメッセージが寄せられたという。「一時は閉店も考えましたが、みなさんの安らぎの場所として、再出発できたことがうれしい。峠の頂上で、一休み。景色も良いのでぜひ立ち寄ってください」と話している。 (斉)
写真左…内部は山小屋風の新しい店舗