男性は大正7年、網走市生まれ。生後間もなく野付牛町(現北見市)に移った。弁護士を志し、中央大学に進学・卒業。樺太、シベリアでの兵役を経て北見に戻り、62歳まで司法書士を務めた。
マジックは40年来の趣味で、ビデオや本で技術を学んだ。自宅の押し入れには「外国でも買い集めた」という"タネ"と"仕掛け"がぎっしり。幼稚園や福祉施設の依頼を受け、ボランティアでショーを披露している。
寄付を思い立った理由は「90歳を迎えた記念」。自身に子どもがいないため、ショーを通じてふれあっている子ども達のために使ってほしい、と育英事業基金として寄付した。
市役所では神田市長に寄付金を手渡し、さっそく「タネも仕掛けもありません−−」とショーをスタート。紅白のロープが一瞬で入れ替わるマジックを披露し、神田市長を驚かせた。
神田市長は「寄付金は子ども達のために大切に使わせていただきます。これからもお元気でマジックを披露してください」と述べた。
健康のため『少肉多菜』『少塩多酢』『少食多噛』など独自に考えた『健康十守』を実践し、3年前には北見市高齢者健康コンクールで優勝した。「これからもマジックを続けます」と話していた。 (匡)