網走開建北見道路事務所によると、工事区間は峠から北陽側の約1.5キロ区間で、被害はルクシニコロ川に沿って発生、橋端部と道路が水圧に負け、大量の土砂が流出、路盤の陥没や亀裂などが多数あった。
復旧工事は19年6月に始まり、20年3月に完了した。河川・道路関係の土木工事など4件でこのうち、損傷の激しい上仁頃橋(鉄骨コンクリート造、延長18メートル)の架け替え工事を含めた総事業費は約10億円に上った。
今後の整備計画ではルクシニコロ川第4号橋から上仁頃橋までの約700メートル区間を、トラックなどの追い抜きが可能な譲り車線を設ける計画で、元の国道部分を生かし整備する。まだ予算措置が不透明だが、同事務所は「できるだけ早い時期に整備したい」と話す。
一方で、7年前の北陽岩盤崩落事故をきっかけに計画された佐呂間防災はルクシ峠を中心に5.7キロ区間を整備する計画。新佐呂間トンネル建設も20年度中に取り付け道路などの周辺整備を終え、来春の供用開始を目指している。同事務所は「一連の整備工事が終われば、北見−旭川間、紋別・遠軽−帯広間の国道の安定化が図られ、また、オホーツク圏全体を周遊できる観光ルートになるのでは」と期待を寄せている。(澄)
写真上…復旧工事後の333号の現場
写真左…災害時の現場(18年10月)