網走市内の女性(65)は、亡き姉から譲り受けた枯れる寸前のツツジを2年かけてよみがえらせた。今年はついに数えきれないほどの大輪の花を咲かせた。
女性には、13歳年上の姉がいた。互いに園芸が趣味で、よく行き来していたが、2年前の交通事故をきっかけに、姉は入退院を繰り返す生活となった。育てていた植物は管理が行き届かず、枯れていくものもあった。
見かねた女性が、そのうちの一つツツジを持ち帰った。状態は悪く、葉は赤く変色し枝も落ちていた。「たぶんこのまま枯れるだろう」と半分、あきらめていた。
しかし「姉に朗報を届けたい」との一心で、水と肥料を与え続けたところ少しずつ回復。ツツジは息を吹き返した。
植物の回復とは逆に姉の体調は悪化。昨年、死去した。女性には姉のツツジが残された。
姉が亡き後も管理を続けたところ、4月下旬ごろから開花。ピンク色のみごとな花が100輪以上咲いた。
「花を見ると姉の顔を思い出します。天国で『咲かせてくれてありがとう』と喜んでいると思います」と話している。 (玲)