死骸は無加川左岸から20メートルほど離れた中州に横たわっていた。白鳥は2週間ほど前から、常盤公園にいた親子とみられる3羽のうちの親鳥の1羽で市民が発見し、市に通報した。外傷はなかったが、数日前から首をもたげるなど弱った仕草を見せ、病死の疑いが強い。
同日午前、マスクやゴム手袋をした市職員が白鳥の死骸を回収、同衛生所で行った簡易検査では陰性が確認され、関係者をほっとさせた。
一方でサロマ湖で見つかったオオハクチョウの簡易検査では鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されており、網走支庁は発見現場の佐呂間町キムアネップから半径30キロ以内の家禽飼育場に聞き取りを行い、異常がないことを確認している。隣接する北見市の常呂自治区内には対象施設はないが、端野自治区内の農場1ヵ所が600羽ほどの鶏を飼っており、同衛生所が防疫体制の聞き取りなどを行っている。
一連の問題を受け市は7日に同連絡会議を設けた。環境課や農務課、水産課など関係する5つの課と、北見以外の3自治区の産業課を加え、各課の情報交換や市民からの通報、問い合わせなどの対応に当たる考え。すでに家禽を飼養する40軒の市内の農家に防疫や対応を依頼し、常呂漁協にも野鳥の死骸発見の通報協力を求めている。
市は「白鳥の死骸発見から、わずかな時間で回収でき、市民の協力に感謝している。今後も道など関係機関と連携した防疫体制を確保しながら、市民に安心してもらえるよう市のホームページなどで情報発信したい」と話している。 (澄)
写真…オオハクチョウの死骸を回収する市職員(7日午前11時過ぎ)