オホーツクフリーペーパー経済の伝書鳩


網走本紙連載
掲載日=2008/05/08
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平成20年…活動も20年 (19)
団体・個人の取り組み紹介、「網走介護者を支える会」
 認知症を正しく理解し、互いに支えあう地域づくりをめざそうと、平成元年に発足した「網走介護者を支える会」が、活動20年を迎えた。デイサービス事業の先がけとなる「託老」事業、高齢者の安否を確認する網走市の委託事業「ふれあい『ほっと』コール」などに取り組んできた。節目の今年は記念誌の発行や記念講演などを企画しており、若い世代へのPRにも力を入れる。
認知症への理解・相互支援できる地域目指し
交流通じ介護の負担軽減や孤立解消、今年は記念誌作製や講演会も

 平成元年3月に「網走地区ぼけ老人を支える会」として、道内7番目の「支える会」として発足。会員125人で活動を始めた。

 翌年からは、認知症の家族を抱えた介護者の負担軽減や、認知症高齢者の「孤立」を解消しようと、「コスモス託老」事業を開始。現在も続く同会のメーン活動で、月に2回、網走市総合福祉センターで、昼食やゲームなどで要介護者と交流を深めている(写真上)。

 17年から始めた「ふれあい『ほっと』コール」事業は、市内の一人暮らしの高齢者宅に電話で「訪問」する取り組み。会員からの電話を心待ちにするお年寄りも多く、開始当初は29人だった登録者は、現在47人に増えた。

 4年ほど前から「ぼけ」に代わる言葉として「認知症」が主流となり始めた。時代の流れを考慮し、同会は18年に「網走介護者を支える会」と改称。「コスモス託老」も「コスモス介護の会」に改めた。

 同会は、全道51支部の「支える会」の中で最も会員数が多く、481人が登録している。活発な活動を続けているが、若い世代の会員が少ないのが課題だ。

 4月17日、同センターで総会を開き、20年度の事業計画として活動の歩みを振り返る記念誌の作製や東北大学の川島隆太教授を招いた講演会を開くことを決めた。

 同会の会長は「これまでの活動で『やればできる』『成し遂げる満足感』を感じることができました。今後も会員のみなさんとともに前進していきたいです」と話している。(玲)

写真…コスモス介護の会の活動の様子


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