はしかは一昨年ごろから全国的に流行。感染力が非常に強く、重症化すると肺炎、脳炎などを合併しやすくなる。厚生労働省は従来の予防接種の対象基準を改め、今後5年間は中学1年生と高校3年生相当にも定期接種を呼びかけ、感染の拡大防止に力を入れている。
同センターは、4月に市内の全対象者713人の保護者に個別通知した。これまでの接種率は、5月中旬以降に各医療機関から寄せられる報告により判明するが、保護者の認識不足や本人の意識の低さ、周知の難しさなどから、現段階での接種率は低めに推移しているという。
予防接種はインフルエンザなど他のワクチンと同時期には行えず、接種者の体調が比較的良好な時に限られるなど、条件がある。近年、大学によっては入学時にはしかの抗体の有無を確認するケースもあることから、同センターは「夏休み前に再度、周知し、早期の接種を呼びかけたい」と周知に力を入れる考えだ。
網走管内では遠軽高校がはしかで休校するなど、はしかの報告数が増えている。事態を憂慮した北海道教育委員会では、予防接種を呼びかけるリーフレットを対象者全員に配布する予定で、早期の接種を促すことにしている。 (玲)