オリジナルの風力発電機は、プロペラ部分を支える鉄材の柱は高さ約11メートルで、地上にある発電庫でカーバッテリーに蓄電する。
特徴は、廃材のドラム缶などを利用したプロペラ。一般的な風力発電器のプロペラは風車のように設置するが、男性は違う。風車を横に寝かせたように設置した点がユニークだ。
プロペラの周囲には尾翼がついており、ヘリコプターのよう。風向きにより、風をプロペラに受け入れる部分を方向転換する仕組みで、「あらゆる方向から吹く風に対応してプロペラを回すことができるのが利点です」。
地球温暖化など、環境保護が重要視される現代。男性は「資源の有効活用がエコ生活につながる」と、風力発電に着目。工業系の学校で専門知識を学んだ経験はないが、自分のアイデアを生かしたモノ作りは若いころから続けており、風力発電の"開発"に向け、一念奮起した。
制作日数は約2ヵ月。プロペラ部分の方向転換に重要な役割を果たす尾翼の角度は、実証実験を経て決定した。完成までの総費用は50万円ほどで、自慢のプロペラは、自身が経営する会社敷地に設置し、快調に回り続けている。
カーバッテリーに蓄電するための発電装置もオリジナル。廃車となった軽自動車のミッションやバスのダイナモなどを利用し、こちらも順調に発電を続ける。男性によると、大型カーバッテリーは、1日で満充電の状態になる。
近日中には、蓄電したカーバッテリーが、家庭電力としてどれだけ対応できるかを調べる。男性は「絶対にうまくいくはず。結果が楽しみです」と期待している。 (大)
写真左…プロペラ部はドラム缶などを利用