北見市常盤公園に残っていたオオハクチョウの母子2羽がシベリアに旅立った。弱って北帰行できなかったオスを案じて居残っていたが、そのオスが7日に無加川の中州で息絶え、母子は翌日に姿を消した。北に戻れぬ白鳥を心配していた市民達はほっと胸をなでおろしている。
3羽はつがいとその子どもと見られ、4月下旬から仲間の白鳥に交じって公園内の池で目撃されていた。5月に入り仲間がどんどん北へ旅立つ中、3羽だけが取り残されていた。
オスは1週間ほど前から元気がなく、7日の朝、力なく首を地面に横たえた。その日、市職員がオスを回収したが、母子はその場から離れなかったという。市の鳥獣保護員は「白鳥はとても家族思いの鳥。死骸がなくなったので、あきらめがついたのでしょう」と話している。 (澄)
写真…眠ったように横たわるオスを見守る母子の白鳥