雑種の「もも」(10歳・メス)です。10年前にわが家の庭先にひょっこりと現れました。やせてみすぼらしい子猫でしたが、見かねた父が決断し、家族の一員として迎えました。
「決断」がももの心によほど響いたのか、父から片時も離れない生活スタイルになりました。居間でくつろいでいる時はもちろん、風呂もトイレに入ったときも出てくるまでドアの前で待つなど、何をするにも父と一緒でした。
そんな父が3年前に他界。「いくら好きでももうお父さんはいないのよ」と諭すと、今度は仏壇の前に座るようになりました。
私達人間は3年も経つと、日々の暮らしに追われ、亡き人への思いも薄れます。でも、ももだけは父を忘れないようで、仏壇の前に座る日課を欠かしません。「猫は気まぐれ」と言われますが、うちのももに限り、それは当てはまりませんね。(網走市、Sさん)