兄弟は市内富里出身で8人兄妹の長男と三男。昭和43年ごろ弟は本沢の山を購入した。昨年、山に生えていたカラマツを伐採したことから「木がなくなって山が寂しくなりました。全国さくらシンポジウムが北見で開催されると知り、それに合わせて桜を植えることを思いつきました」と弟は話す。
道道下仁頃相内停車場線を相内方面から本沢方面に向かって車を走らせると、ちょうど正面に兄弟が桜を植えた山の斜面が見える。「きっと桜が咲くと、道路から見たらきれいだろうと思って」と弟。
11日には市や友人から無償で譲り受けた苗木約50本を山に植えた。兄は「桜は枝がさかえるのが難しいので、桜の名所になるのは50年後かもしれません。私は80歳を過ぎているので、桜が咲いているところは見られないかもしれませんが、桜の名所になって、地域の人のためになれば」。弟は「以前からあるものを含めれば、50本以上の桜が山にあります。満開になればすごくきれいだと思います。桜の名所になるのは30年後か、50年後かはわかりませんが、体が動けるうちは植樹を続けたい」と未来の風景に思いをはせている。 (菊)
写真上…兄弟が植えた桜
写真左…桜を植えた兄弟