「網走の天然水」は500ミリリットルと2リットルサイズの2種類。ミネラルウオーター製造を手がける大空町の業者が、計2700本完成させた(写真)。
網走市の水道水は、大空町東藻琴の藻琴山の湧き水を利用している。地中に埋められたパイプで市内浄水場まで運び、各家庭などに配水している。
「網走の天然水」に利用するのは、桂町浄水場で採取した水。通常の水道水とは異なり塩素を入れず加熱殺菌のみで、通常の水道水と比べ「味がやわらかい」(市水道部営業課)。
市民にはまず、6月7日に開く「水道週間施設見学会」で味わってもらう。参加者(定員80人)に提供し、網走のミネラルウオーターで喉をうるおしてもらう。また、各種イベントを通じて観光客らに飲んでもらい、網走の魅力を売り込む。
近年、水道水の利用量(給水量)は落ち込んでいる。ピーク時の平成11年度の500万トンと比べ、19年度は72万トン減の428万トンだった。減少が続く観光客の入り込み数などが影響しているとみられ、「網走の天然水」は給水量増加策の一環でもある。
網走市の水道水は湧水を利用しているため、塩素含有量の平均値は水道法で定められた0.1mg/lをわずかに上回る0.3mg/l。味は「網走の天然水」とさほど変わりなく、同課は「『網走の水道水はおいしい』ということを再認識してもらうきっかけになれば」と期待し、「市民らの反応を踏まえ来年も製造するかなどを検討したい」と話している。
「水道施設見学」などについての問い合わせは、同課(TEL 0152−44−6111内線221)へ。 (大)