エゾノウワミズザクラの花は、エゾヤマザクラなど一般的な桜に比べ白く、小ぶりで、10〜15日ほど遅れて咲く特徴がある。現在が満開の時期だ。
男性によると、かつては町内に多く自生していたが、現在は都橋や昭野、栄森、元町の一部に限られている。
アイヌ語で、実を表す「キキン」、木を表す「ニ」を合わせた「キキンニ」という名で呼ばれている。木禽川や、木禽原野(現=美禽)上木禽(現=豊岡)などの名は、この桜が多く自生していたことから付けられたとされている。
男性は、美幌の歴史を調べる過程でこの桜に興味を抱き、美幌博物館の学芸員らの協力を得て調べた。4年前からは、自宅の庭で桜の苗木約50本を育てている。
5月には、町内の自然団体「ふるさと美幌の自然と語る会」のメンバーらと、博物館横や元町の公園内、網走川土地改良区内に計11本の苗木を植栽。早ければ、数年で本格的に咲き始めるという。
男性は「町内の地名の由来となった桜を多くの方に知ってほしい」と、今後も少しずつ植樹を続けたいとしている。(浩)