ハマナスへの影響が出ているのが、葉が赤い粉状の胞子に包まれる「サビ病」と、枝が密生し、こぶのような状態となって枯れる「てんぐ巣病」の2種類。この病気は道内のハマナスに恒常的にある病気で、ワッカでも6、7年前から目につくようになり、昨年9月に病巣部分の枝の除去を行った。
常呂総合支所産業課によると、昨年夏の調査ではワッカネイチャーセンターから第2湖口に向かう延長4キロの遊歩道沿いに3千本余りのハマナスに症状を確認した。今年は昨年、除去しきれなかった部分を含め、ライトコロ川河口方面にも新たな被害が散見されている。
同課は「1ヵ月以上も早く症状が表面化している。暖冬によって菌が死滅せず、さらに4月の暖気が菌の活動を助長したのでは」という。
現在、枝の除去に必要な自然公園法に基づく許可申請を網走支庁に提出しており、許可が降り次第、着手する。同課は「現在は園内の草丈も低く作業もしやすい状態で、すでにセンダイハギなど初夏の花も咲き始めており、早い時期に美しい景観を取り戻し、観光客を迎えたい」と話している。 (澄)
写真…すでに新芽が赤くなり、枯れたように見えるハマナスのサビ病