道東脳神経外科病院の木村輝雄院長は、国内の死亡原因の3位となっている脳卒中のうち代表的な脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血の症状などを解説。予防には「高血圧や糖尿、肥満など危険因子を取り除くことが最も大切」と述べた。
オホーツク海病院の岡本卓院長は、主に飲み薬による糖尿病治療を紹介。糖尿病の予防には減量、減塩、運動、禁煙、節酒といった「生活習慣の修正が必要」と訴えた。
北見市健康推進課の管理栄養士は、脳卒中を引き起こす恐れのあるメタボリックシンドロームを改善するため、主食、主菜、副菜をバランスよく食べる食生活を推奨。「揚げ物よりも煮物や焼き物を選ぶ、スナック菓子は小分けにして食べる、清涼飲料水をお茶に代える」など具体的な改善ポイントをアドバイスした。
北見市国保医療課の保健師は、市内で要介護となった人のうち最も多い原因が脳血管疾患で、約3割を占めることを報告。今年度からスタートした特定健診は「体からの見えないSOSを知るための制度」と説明。市は6月から健診を始めることから「健診の結果を効果的に活用してほしい」と呼びかけた。
さこうリハビリクリニックの理学療法士は脳卒中発病後の状態について説明。言葉や記憶力、運動機能の低下が見られるほか、「半身の感覚が失われると、歩くことが怖くなったり、姿勢にゆがみが出る」と説明。リハビリによる機能回復の重要性を述べた。
このほか、作業療法士や言語聴覚士がそれぞれのリハビリ方法などを紹介した。 (柏)
写真…会場からの質問に答える講師