青色回転灯の装着は、警察庁が4年前から推奨している。市民の自家用車などに付けて地域を巡回してもらい、小さな犯罪にも目を光らす試み。装着希望者は、各警察署を窓口に申請する仕組みだ。
同署管内では17年8月に初めて、網走市防犯協会潮見支部がメンバーの自家用車7台を申請。その後、同協会の各支部や町内会連合会など11団体が申請し、今年3月までに63台が許可を受けた。
道警北見方面本部管内において、青色回転灯の装着許可車は150台(20日現在)。4割を同署管内が占めている。
装着許可車が増える要因として、同署生活安全課は「防犯に対する市民意識の高さ」と評価する。今後、新たに2団体が申請する予定で、青色回転灯による「防犯の輪」がさらに広がる。
装着許可を受けた市民は、日常生活の中でも青色回転灯を光らせながら移動するケースが多い。こうした地道な取り組みが、犯罪抑止につながっている。
青色回転灯は、自転車盗や空き巣など、刑法犯の中の「街頭犯罪」の抑止に効果を発揮しているようだ。同署管内での平成15年の街頭犯罪摘発数は251件だったのに対し、青色回転灯の装着車が増えた19年は142件と大幅に減少した。同課は「市民による防犯活動の成果だと思う」と分析する。
ただ、今年の街頭犯罪摘発数は多い。4月末までは63件で、前年同期と比べ29件増のハイペースだ。
同課は「今年の傾向として車上狙いが目立つ。摘発した23件のうちの8割がドアロックをせずに運転手が車を離れていた。ドアロックは忘れずにしてほしい」と呼びかけている。 (大)
写真…呼人地区町内会連合会