ギャラリーには、ブイ製アンパンマンやミッキーマウス、風力で動くペットボトル飛行機、木の根で作ったカメの置き物、鉄板を切って作ったヒマワリオブジェなど約100作品が並ぶ。月2、3回、網走地方を巡る観光バスが訪れ、わざわざギャラリーの前で停車するときもある。
男性は昭和16年、旧女満別町の農家で生まれた。16歳から畑で働き、工作とは無縁だった。しかし、平成11年、25年間連れ添った妻を亡くしたのをきっかけに「天国の妻に見てほしい」と工作を始め、「みんなに夢を与えたい。女満別を明るくしたい」と展示した。
自転車の車輪、ブイ、古タイヤなどの廃材は友人に声をかけて集めてもらう。部品がたまると、思いつくまま自由な発想で制作に入る。切ったタイヤと鉄棒を組み合わせたツルやウサギ、ガスボンベを着色し、プロペラを付けたヘリコプターなど、一作品に数日間かけて制作するが、設計図はひとつもない。
完成した作品は、玄関先に展示するが、友人にプレゼントすることも多い。鉄板を花びらや葉っぱの形に切り、組み合わせるヒマワリの作品が人気で、町内ばかりか北見や網走でも鉄板ヒマワリが"開花"している。
男性は「廃材リサイクル作品で、夢が広がる感じがします。喜んでもらえれば幸い」と話している。(斉)