エゾ−は菊科の多年草で北見地方の在来種。市文化財課によると、強い繁殖力と環境を選ばないセイヨウ−が台頭し、北見自治区内では13年前に緑ヶ丘で確認されて以降、同課への報告例はない。また、端野や留辺蘂でも近年の確認例はないという。
原生植物が保護されている花園内には、まだエゾ−は残されているが、近年はセイヨウ−の侵食が広がっているという。一方で、エゾ−は遊歩道沿いにわずかながら繁殖しているが、木柵より歩道側にあるため、観光客らがうっかり踏んでしまう可能性があるという。
両種の識別方法は花の苞(ほお)の部分で見分ける。セイヨウ−は苞の部分が反りかえっているが、エゾ−にはそうした特徴がない。また、全体に草丈が大きくしっかりした株を持つのがエゾ−。
地元の常呂高校生がセイヨウ−の抜き取りを行っているが、繁茂を抑制するまでには至っていないという。
同支所産業課は保護を目的として草名板を株の近くに設置する考え。「遊歩道管理のための除草の際もエゾ−を残す目印にもなる。まだ花が少ない時期に咲くだけにエゾ−を少しでも増やし、多くの市民に見に来てもらい、外来種問題を考えるきっかけにしてほしい」と話している。 (澄)
写真上…遊歩道沿いに繁茂するタンポポの中に希少なエゾタンポポも
写真左…エゾタンポポ
写真右…セイヨウタンポポ