同センターは「市民活動の活発化」をめざし、平成15年9月にオープンした。誰もが気軽に立ち寄れる施設をめざし、まちづくりを進めるための情報を送受信できる機能をもつほか、市民ボランティアの育成にも取り組んでいる。
ボランティア活動のきっかけづくりなどに役立ててもらう「つながろう講座」は、平成16年から月1回ほどのペースで開催。延べ1800人の市民が受講した。
障がいとは何かを考える「車いすランナーの応援」、初対面でも円滑なコミュニケーションを取るための「レクリエーション講座」など、テーマは多様だ。ボランティアに関心のある市民らを「つなげ」、まちづくりのパワーとする試みだ。
講座の成果の一つとして、オープン当初約470人だった登録ボランティアは、5年で約1200人にまで増加。民間企業や学生などが団体登録するなど、"福祉系"に限らずボランティアの層が広がった。
一方、「誰もが気軽に立ち寄れる」施設にするには、いくつかの課題が残される。登録ボランティア以外の市民の認知度はいま一つで、ボランティアに関する各種情報の収集、発信は当初予想していたより、取り組めていないのが現状だ。同センター「職員自らが地域にどんな課題があるのか情報収集に努めるなど、運営方法を再考したい」としている。
5年の節目を迎え、さらに市民ボランティアの育成などに力を入れたい同社協は「より地域に根ざした活動が展開できるよう、市民活動センターを拠点にさらに各種事業を積極的に推進したい」と話している。 (玲)
写真…オープン5年の市民活動センター