オホーツクフリーペーパー経済の伝書鳩


北見本紙連載
掲載日=2008/05/27
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連載 北見市の台所事情 (中)
借金1500億円超…各種費用・事業など見直しで収支不足解消へ
 1500億円以上の借金を抱える北見市。市は24年度までの5年間で44億3100万円の収支不足になるとの試算を発表しており、これを解消するため2月に中期財政計画を策定、17項目の対処方策を掲げた。
都市再生事業の支出額「不明確」
 地方交付税減額など不安要素も

 市は20〜24年度の各年度の収支不足額を試算。それぞれ20年度20億8800万円、21年度8億7200万円、22年度8億6300万円、23年度5億3900万円、24年度6900万円とした。

 対処方策は人件費の見直し、事務事業の見直し、委託料の見直し、負担金・補助金の見直し、市税などの徴収対策強化、使用料・手数料の見直し、基金(貯金)の運用など。

 項目別の目標額は定めていないが「すべての対処方策の効果を積み上げて、総力戦で収支不足を解消する」と市財政担当。不足額が多い20年度分については、全額を貯金の運用で乗り切る方針を示している。

 市の1年間の財政規模は1千億円。21年度と22年度の9億円弱の不足は財政規模の1%以下とは言え、9億円は市職員(特別職を除く)の年間の人件費90億円の1割に当たる額で、解消は簡単ではない。

 しかも、同計画では国から配分される地方交付税が5年先まで毎年、ほぼ同額と想定。国も財政難のため、年々減額される可能性がある。

 市の標準的な収入の割合は、市税などによる市独自分が45%、国から配分される地方交付税などが55%。国に頼っている割合が大きい。地方交付税が減額されると、不足額はさらに大きくなる。

 市財政担当は21年度から、都市再生事業にかかわる庁舎建設、中央図書館整備、道路整備などがスタートすると想定。

 同計画上の支出に都市再生事業分も見込んでいるため「収支不足を解消できれば、都市再生事業は着実に進められる」としているが、都市再生事業の支出額が明確になっていないほか、この先、地方交付税が減額される可能性があるなど、不安要素もある。

 市民から「お金を使い続けると、財政破たんした夕張市のようになるのでは」と懸念する声も上がっている。         (匡)


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