オホーツクフリーペーパー経済の伝書鳩


その他本紙連載
掲載日=2008/06/13
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環境、学ぼう、考えよう (1)
【気象・気温変化】
 7月に北海道洞爺湖サミット(G8先進国首脳会議)が開催され、特に地球温暖化や気候変動問題が焦点となる。これまでのオホーツクの気候・環境がどう変化し、今どう動こうとしているのか−をリサーチする新連載「環境 学ぼう、考えよう」を始める。気候変動による自然環境の変化や産業界の動きを知り、行動へとつなげる。地域が取り組む温暖化防止対策も紹介する。
温暖化の影響、最も受けるオホーツク 

 気象庁は2081〜2100年の将来の全国の年平均気温を試算した。CO2排出が続いた想定での年平均気温の上昇は、全国平均が1〜2度の上昇に対し、オホーツク海沿岸は2〜3度と、管内は全国で最も温暖化による影響を受ける地域とされている。

 網走地方気象台によると、網走の年平均気温の平年値(1971〜2000年)は6.2度で100年前と比べ0.96度上昇しているが、全国平均は1.07度で、ほぼ平均的な値となっている。

 一方で都市部の温度上昇は激しく、東京は3.0度の上昇、札幌は2.3度の上昇。都市化に伴うクーラーなどの廃熱やエネルギー使用の増加が起因した、温度上昇が上積みされているという。

 着目しなければならないのは年平均最低気温の上昇だ。網走の年平均最低気温(1971〜2000年)は2.6度。この100年間で1.3度も上昇しており、本州と比べ寒冷地での上昇が大きいという。

 最低気温上昇による影響は気象の変化とともに、動植物の生態系の変化が予想を超える形で表れるという。例えば凍結する土壌の深度が浅くなることで、越冬できなかった昆虫などの生物が管内で広がり、生態系を崩したり、農作物などの産業界にも影響するという。

 内陸性気候の北見の場合、網走よりさらに最低気温の上昇は大きい。北見のアメダスデータで最も古い1977年1月の日最低の月平均気温は氷点下20.2度で、30年後の2007年は氷点下13.2度と7度も高くなっている。

 また、平均気温の上昇に伴う海水温の上昇も予測されており、オホーツク海の年平均水温の上昇は100年後、1〜2度と試算されている。オホーツクの魚類は水温上昇に敏感で、1〜2度の違いでサケの来遊が遅れたり、回帰率低下への影響が懸念されている。 (澄)


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