同大は今春、「実学体験週間」を新設。自分達の住む地域の文化・自然・産業・生活環境にふれながら、市民との交流を深めてもらう狙いだ。
学科の枠にこだわらない授業で、3年生以下の約1200人が対象。今年の「実学体験週間」は10日から13日で、4日間すべてに参加した学生は、今後1週間で開講される授業を出席扱いされる仕組みだ。
体験メニューは10種類。このうちの「道路花壇づくり」は、学生が市内の各町内会と一緒に花植え作業に汗を流すという、ユニークな取り組みだ。約90人の学生が参加した。
「花いっぱい運動」は毎春、市で提唱する環境美化活動として、市内各地で展開されている。学生は、長年にわたって国道39号沿いの道路花壇に花を植えている「川向地区連合町内会」「新町西2丁目町内会」「呼人地区町内会連合会」に協力した。
同大学生の大半は道外出身者で、一般市民と交流する機会は少なく、道路花壇への花植え体験は皆無。参加した学生は各町内会の市民からアドバイスを受けながら、サルビアやマリーゴールド、ペチュニアをせっせと植えていった(写真)。
参加した、広島県出身の男子学生(2年)は「道路花壇に花を植えるのは小学生以来。網走の街並の見方が変わりました」と話していた。
地元の大学生による花植え活動について、市公園緑地係や各町内会は「大変助かります」と大歓迎だ。
同大学生サービス課は「こうした取り組みを通じて農大生も網走市民だということを理解してもらえるはず」と期待する。来年以降も継続する考えで、将来は参加した学生に単位を与えることも検討している。 (大)