オホーツクフリーペーパー経済の伝書鳩


留辺蘂話題・行事
掲載日=2008/06/14
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留辺蘂でJR北海道の供養祭
常紋トンネル建設工事の労働者を追悼 
 100年前の石北線の常紋トンネル建設工事で亡くなった「タコ」と呼ばれた労働者達を追悼するJR北海道の供養祭が12日、北見市留辺蘂の同トンネル付近で行われた。鉄路で働く職員達が続ける恒例の追悼行事で半世紀を迎える。鉄道建設の人柱となった人達の無念の思いを偲びつつ、同社の職員が「歓和地蔵尊」に手を合わせた。

 同トンネルは大正3年に完成した。3年間かかった工事は、本州方面から募集してきた労働者によって行われた。労働者は雇い主から「タコ」と呼ばれ、過酷な労働環境で重労働を強いられた。百数十人が命を落とし遺体は線路脇に埋められたという。

 昭和34年、常紋トンネルの歴史を調べる住民有志が49体の遺骨を発掘、この年の6月24日に労働者の無念の思いをなぐさめようと、旧国鉄関係者や地元住民らが歓和地蔵尊を建立した。

 供養祭は建立後、毎年行われ、鉄道建設の陰の功労者達を偲んでいる。そうした思いの中、第34代留辺蘂駅長の夫人は毎年のように「寒くないように」と手縫いした着物を届け、地蔵に着せている。

 この日はJR職員10人が参加。常紋信号場から、留辺蘂駅に向かって約1キロ先にある地蔵尊まで足を運んだ。僧侶の読経に合わせて労働者達の魂の冥福を祈った。

 また、28、29日に、北見−白滝間を運行し、常紋トンネルを通る「SL常紋号」の安全も祈願した。北見駅の駅長は「石北線の無事故を祈願し、常紋トンネルにまつわる歴史をしっかりと語り継ぎたい」と話している。     (斉)


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