網走土木現業所によると、住吉橋は全長190メートル、幅9.5メートルで緩やかなカーブを描くコンクリート橋。3基の橋脚で支え、深さ40メートルの谷をまたぐ構造で総工費は13億円。
道道網走端野線は網走−北見間を結び、1日の通行量(17年度調査)が約5300台という主要幹線道路。路線中、住吉橋付近は急勾配の坂や急カーブが連続している交通難所。10年以上前から道路改修が行われ、橋の建設で一連の改修事業は終わることになる。
双鏡台付近の急カーブは曲率半径150メートルで夏場でも40〜50キロが安全速度とされ、過去には冬場のスリップによる路外逸脱事故などが起きていた。橋梁完成によって大型トラックや観光バスのカーブでのすれ違いの危険性も解消される。
工事は17年度までに橋台や橋脚を建設、18年度に上部架設、19年度に床板を橋げたに敷設した。20年度は現道と橋をつなぐ1780メートルの路盤と道路整備を行う計画だが、網走側の現道と橋の高低差が13メートルもあり、現道を低く削りながら橋へつなげる計画で片側の通行規制が行われる予定。また、完成後の双鏡台へのルートは旧道を残し、大空町側から入れる。
網走土木現業所は「道路の付帯設備や吹雪対策を含め完工は年明けとなるが、道路状況が悪化する年内には利用を始め、安心できる道路環境にしたい」と話している。 (澄)