15年ほど前から毎年のように鳥が車庫の内側の屋根に巣をつくっている。当時、2人は仕事が忙しくて気づかなかったが、近所のおじいさんに「鳥が来ているよ。幸せを運んできたんだよ」と言われ、楽しみにするように。
最初のころは車庫に車を入れていたが、野良猫が巣を狙って上がってしまうため、外に出すことにした。以来、鳥がいる1ヵ月半ほどは車庫を使わないようにしている。
今年も鳥を見掛けるようになり、すぐに車を外へ。翌朝には鳥が台所の窓ガラスの前で、とどまるような変わった飛び方をするのを見掛け「ありがとうを言いに来てくれたのかもしれませんね」と2人。
夫は鳥を「ピピやん」と呼び、よく話し掛けている。「必ずピーピーと返事をしてくれて、かわいいです」と笑顔。以前、飛び立つ時に親鳥がひな3羽と頭上を3回、旋回したことも、うれしい思い出の一つだ。
妻は「この年になって息をつく暇を与えられ、かわいい鳥の訪問も幸せに感じられる余裕ができました。この幸せをまた誰かに返していきたいです」と話している。 (真)