寄付のきっかけは、仕事を通じて市内の男性と出会ったこと。その友人は同協議会の運転手ボランティアをしながら毎月1万円の寄付を続けていて「素晴らしいことだと感激しました。彼は実直な性格で年齢も私と同じ。いろんな話をたくさんしました」と男性。
その友人の寄付は亡くなるまで114回続き、男性は「彼の気持ちを引き継ぎたい。半分でも良いのなら続けたい」と平成14年9月、社会福祉事業のための寄付を始めた。
毎月1日と決め、日曜日などと重ならない場合は必ず同協議会へ行き、寄付金を贈ってきた。領収書は70枚となり、コツコツと続けてきた善意の証しは約1センチの厚みとなった。
寄付金を捻出(ねんしゅつ)するため10年以上、愛読していたスポーツ新聞をやめ、趣味の写真撮影もフィルムや現像代が掛からないようにとスチールカメラからデジカメに替えるなど、自分の趣味を楽しむお金を減らし、地域に尽くしている。
同協議会は「毎月、日にちを決めて、長く寄付してくださることは、なかなかできないことだと思います。温かい寄付に感謝しています」と話している。
男性は「健康に気を付けながら、まずは100回を目指したい。金額は少ないかもしれませんが、私が長く続けられることはこれぐらいだと思います。私の生きた証しとしても続けていきたいです」と話している。 (真)