同協議会は、網走市をはじめJAオホーツク網走、網走地区森林組合、北海道猟友会網走支部、網走農業改良普及センターからなる。事務局は市農政課で担う。16日の設立総会では、市経済部の部長が会長に選ばれた。
昨年12月、「鳥獣被害防止法」が施行された。同法では、各市町村が独自に対策計画を策定し、国から支援を受けられる。
同法の施行に合わせ、同協議会が設立。市内の関係機関、団体が連携し、鳥獣被害対策を総合的・効果的に推進する狙いだ。
網走市内ではシカによる被害が大きい。市は平成13年から15年において「農業生産対策事業」としてシカの進入を防ぐ柵を設置したが、数年後から被害額が増加に転じ始めた。
市農政課によると、平成16年の被害額は約4千万円。翌年以降は6千万円台を続け、効果的な対策は急務だ。
また、近年相次ぐクマの出没も大きな課題だ。20年度、市内でのクマの出没情報は8件(18日現在)とハイペースで、中には民家の数十メートル先でフンが見つかったケースもある。同課によると、「ここ数年は毎年10件以上の出没情報が寄せられる」。
シカに比べ、クマによる農作物への被害は少ないものの、「市民の生活環境に影響を及ぼす」との観点から、同協議会は対策強化鳥獣とした。
同課は「鳥獣の生息環境や人との共生を念頭に置きながら対策を講じていきたい」と話している。
同協議会は今後、21年度からの対策計画を具体化する。 (大)