学習は「食育」の一環でもあり、児童自らが種まきから収穫までを体験することで「便利な暮らしを振り返る」狙いだ。
同園地は、市が平成18年に法務省から買い取り、観光客や市民が集える観光地として準備が進められている。広さは約80ヘクタールで、昨年から市民ボランティアによる整備事業「アドプトプログラム」が始まり、花や小果樹などが植えられている。
学習の場としての利用は昨年、4年生の担任の教諭が同校PTAとともに同事業に参加したことがきっかけ。今年、「学習で活用したい」と市に相談したところ快諾してくれた。
19日、4年生33人が初めて同園地を訪れ種まきに挑戦し、かつて使われていた「プラウ」と呼ばれる農耕具を使い畑を耕した。馬に引かせて使った道具だが、児童は自らが"動力"となり、力を合わせて約210平方メートルの土地を耕し種をまいた。
女子児童は「土が重くて作業は大変だったけれど、ソバの成長が楽しみです」と話していた。
今後、夏休み前に除草し、8月に親子収穫祭、9月に脱穀を行い、11月に試食会を開く予定だ。
市観光課は「市民が集う場所をめざす上で、こうした活用は大歓迎したい」と話していた。 (玲)
写真…プラウを引く児童ら