北見市留辺蘂で、押し花画を作る「押し花サークルすみれ会」。昭和63年に町中央公民館サークルとして活動を始め、現在メンバーは60〜70代の8人。
当時、同館で開かれた押し花教室に参加した住民20人で発足。月2回のペースで、押し花の制作に励み、花の魅力を探求している。コンテストなどで競い合うことを目的とせず、留辺蘂自治区内で行われる文化祭などに作品を展示し、押し花の楽しさを広げている。
例会では会員同士の会話が弾む。近郊で見た美しい景色や家族のこと、最近感じたちょっといい話などを語り合う。20年間楽しい話題が尽きたことはないという。
制作は菊やチドリ草、ハーブなどで押し花をつくり、自由な発想で組み合わせて風景や模様を表現する。シラカバの樹皮で作ったシラカバ林の風景、緑色の葉と樹木の皮を張り合わせて表現した森の並木道、色とりどりの花びらを散りばめたブーケなど、多彩な作品を生み出している。
創意工夫で風景や絵に変化
会話とともに作業も弾む
制作は長時間を要するが、家事の合間を見ながら、少しずつ形にしていく。旅行先などで気に入った風景をカメラで撮影し、その写真を参考にしながら、作業を進める。押し花の出来や作者の心理が微妙に働き、同じ作品が生まれることはないという。
会員は「花は枯れてしまいますが、押し花はその美しさをずっと保つことができる。数年前に作った作品を見ると、その時の思い出がよみがえるのも魅力ですね」と、20年以上も続く理由を話す。
会員達は現在、7月に市内のNHKギャラリーの展示会に向け、作品づくりに取り組んでいる。 (斉)