「Yes!Clean表示」は、低農薬など栽培にこだわった作物の認定制度。認定を受けた網走産カボチャは、甘味の強さなどが高く評価され、本州を中心に出荷される。市内でも流通されるが、収穫時期や数量が限定されているため、市民の口に入る機会は少ない。
冷凍ペーストは、認定を受けた網走産カボチャの付加価値を高めるほか、収穫シーズン以外でも多くの人に味わってもらうため、試験製造に着手。カボチャの果肉を加熱し、粒子を細かくした上で真空パックに入れ冷凍保存する。
試験販売を始めた昨年は、原料約400キロから200キロのペーストを製造。地元のケーキ店やホテルなどから引き合いがあり、早々に完売の状態となった。これまで、どら焼きやケーキ、パンなどに利用された。
今月10日、道庁13階(札幌市)に一般市民も利用できるレストラン「たかはし料理店」がオープンした。道産食材を利用したメニューを中心に取りそろえ、このうちの一つに冷凍ペーストを使ったカボチャジェラートが採用された。
同加工研事務局の市農政課は「味のよさが評価されたと思う。網走産カボチャを多くの人に知ってもらう絶好の機会」と喜ぶ。
ペーストの原料となるカボチャの収穫は9月下旬ころだが、同加工研にはすでに昨年と同程度の予約が入っている。ニーズに対応するため増産したいが、「カボチャの収穫量による。ただ、昨年と同量は確保する予定で、購入を希望する市民は早めに予約をしてほしい」と呼びかけている。
問い合わせは同課(TEL 0152−44−6111)へ。 (大)
写真…人気の冷凍ペースト