同法人の代表理事=札幌市在住=が「認知症とバリデーション(認知症対応)住宅」をテーマに語った(写真)。
バリデーションとはアメリカで生まれた療法で、お年寄りの気持ちに共感し、そのまま受け止めることで互いの気持ちを通わす。講師はその考えに基づき、建設業者の視点から住宅の環境づくりについて紹介した。
幻覚症状に対しては勘違いを起こさせないように照明を工夫して部屋を明るくする、虫食い模様などに見えるクロスは張り替えるなど。徘徊(はいかい)に関しては、部屋の仕切りを障子にするなど気配を感じる空間にする、チャイムやセンサーで出入りをチェックする−などを挙げた。
また「まずは予防が大事。若い時から自分のことは自分でする、老後の住宅環境を考えるなど自分らしく生活するための対策が必要です」と語った。 (真)